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スナップ×Z 6II|加藤滉大

加藤滉大

1998年福井県福井市生まれ。2019年より独学で写真を始める。京都を拠点に、学生の傍ら「世界は面白いモノや瞬間で溢れている」をテーマに、ストリートフォトを撮影。

大学四年生のとき、試験勉強に疲れ、気分転換の一環でカメラを手にした加藤滉大さん。散歩をしながら撮影しているうちにスナップの楽しさに触れ、同時にストリートフォトというジャンルが存在することを知り、「世界は面白いモノや瞬間で溢れている」をテーマに本格的なストリートスナップ活動をスタート。フルサイズ一眼レフ、APS-Cコンパクトなどを使ってきたからこそわかる、フルサイズミラーレスZ 6II の魅力とスナップとの親和性を伺った。

最初に手にしたのはフルサイズの一眼レフでした。しかし、ストリートフォトは人物を主題にすることも多いので、作動音が気になってしまい、しばらくして35mm相当の単焦点レンズと光学ファインダーを搭載したコンパクトに切り替えたのです。もちろん使い勝手は向上しましたが、やはり画質面では気になる点もあり、フルサイズのミラーレスはその良い部分を持ち合わせているのではと、とても気になる存在でした。Z 6II とNIKKOR Z 24-70mm f/4 Sの組み合わせは想像以上に軽快で、24mm、35mm、50mm、70mmの4本の単焦点レンズを持ち歩いているような感覚になりました。レンズ鏡胴には焦点距離が印字されており、撮影時にズーミングをして構図を決定するのではなく、文字通り4本の単焦点レンズを使うかのように、事前に印字を見て画角を決定してからEVFを覗くという撮影手順に自然となっていったのです。ズームレンズで撮るスナップというのも、良いものですね。

スナップ×Z 6II|加藤滉大
Z 6II + NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
シャッタースピード 1/250秒 絞り値 f/5.6 焦点距離 70mm ISO 400

こちらはマネキンのリフレクションがおもしろいと思い撮影した1枚です。リフレクションを捉えるためにはローアングルから見上げるように撮る必要があり、チルト式の背面液晶モニターが役立ちました。モニターをチルトすると、アイセンサーが自動的にオフとなり、服に反応してEVFに意図せず切り替わってしまうような誤作動を防いでくれるため、ストレスなく撮影できました。またミラーレスは光学ファインダーと比べ表示タイムラグがあると思っていましたが、それも感じられなかったですし、目で見たままのシャドウ部の見え方をした点も感心しました。というのも、僕は現像時にシャドウ部の出方をとても気にするのです。撮影時はもちろん、現像時はヒストグラムを見ながら全体を暗めのトーンにしてきますが、暗くしても潰れることなく、ダイナミックレンジの広さを感じましたね。

スナップ×Z 6II|加藤滉大
Z 6II + NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
シャッタースピード 1/250秒 絞り値 f/5.6 焦点距離 49mm ISO 100

横断歩道に脚がかかった瞬間を狙いました。絞りはf/ 8、シャッタースピードは1/125秒くらいという、ストリートフォトの鉄板の露出。ISOはAUTO、露出補正は常に-2/3くらいにしてハイライトを飛ばさないようにしています。ストリートでは咄嗟にシャッターチャンスが訪れることがあります。そのため、普段からカメラの電源は常にONにしておき、すぐに対応できるようにしています。また、一日で20 km以上歩き回りながら数時間連続で撮影することが多いので、バッテリーの持ちは非常に重要です。Z 6IIは丸一日撮影していてもバッテリーがなくなることはありませんでした。USB給電はできるものの、バッテリーチャージャーを持ち歩かなくてもよいというのはとても助かります。カメラの重さは負担になりますが、Z 6IIはグリップ感が優れており、重さを感じることは少なかったです。このあたりはさすがニコンという感じで、首にかけずに手で持つ時間も長かったですね。

スナップ×Z 6II|加藤滉大
Z 6II + NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
シャッタースピード 1/250秒 絞り値 f/11 焦点距離 28mm ISO 640

ストリートフォトの撮影スタイルはさまざまですが、僕は狙った一瞬を待ち続けるという撮影スタイルが好きです。この写真は画面内にひとりだけになるように待ち続けて撮っています。たしか20分ほど待ちました。それくらい人波が途切れない場所だったので、このチャンスを逃すまいと普段はあまり使わない連写モードで撮影しました。これまでも連写を使ったことはありますが、撮れたコマとコマの間が欲しかった、というようなことばかりで、あまり連写を信じていなかったのです。しかし、14コマ/秒もの連写となると、狙った瞬間を逃すことはありません。思わず連写に頼りたくなってしまいますよね。この写真のように形や構図に注目してほしい場合はモノクロを使うこともあります。Z 6IIのモノクロはとても好きです。シャドウ部の締まりがいいのに階調の広さを感じるのです。撮影時からモノクロ設定にすることで撮影に集中できるのもミラーレスの利点ではないでしょうか。同時に人物の配置場所にはこだわりたかったので、9分割のグリッドは表示させています。

スナップ×Z 6II|加藤滉大
Z 6II + NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
シャッタースピード 1/30秒 絞り値 f/8 焦点距離 29.5mm ISO 1250

スローシャッターを効果的に活かすのもストリートフォトのテクニックです。スローシャッターでもZ 6IIの手ブレ補正なら安心して撮影できました。採用したのは人物の被写体ブレを考えて1/30秒ですが、1/2秒や1秒で手持ち撮影したカットも電車と人以外はブレていませんでした。手ブレ補正があると表現の幅は拡がります。

スナップ×Z 6II|加藤滉大
Z 6II + NIKKOR Z 35mm f/1.8 S
シャッタースピード 1/500秒 絞り値 f/5.6 焦点距離 35mm ISO 100

NIKKOR Z 35mm f/1.8 Sで撮影しています。ガラスに塗られた塗料の表情が緻密に描写されていて気持ちいいです。

スナップ×Z 6II|加藤滉大
Z 6II + NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
シャッタースピード 1/250秒 絞り値 f/10 焦点距離 44mm ISO 800

個人的に気に入っている機能が「カスタムピクチャーコントロール」です。プリセットされたピクチャーコントロール以外に、自作のピクチャーコントロールやネットで入手したフィルム調のものなどをカメラ内に保存することができ、JPEGに適用することができるのです。この1枚はRAWから編集しているものの、撮影時はカスタムピクチャーコントロールを適用していて、そのJPEGを参考にしながら仕上げていくこともあります。これは本当に楽しい機能。もっと多くの方に知っていただきたいと思っています。

スナップ×Z 6II|加藤滉大
Z 6II + NIKKOR Z 35mm f/1.8 S
シャッタースピード 1/250秒 絞り値 f/8 焦点距離 35mm ISO 2200

丸い穴から覗いて象を撮影しました。暗所でもAFが合いやすく、また高感度耐性も素晴らしいです。これはISO2200 でしたがノイズはほとんど感じられません。ISOは上限3200のAUTOにしていますが、きっとISO6400などでも問題なく使えると思います。

これまでは決定的瞬間を逃さないようにするため、フォーカスを1メートルに固定するなど、ゾーンフォーカス的に使っていましたが、Z 6IIはAFの精度もスピードも申し分がないのでAFでの撮影が中心になりました。ボディ前面のFn1/Fn2ボタンにサイレントシャッターを割り当てることで、すぐにサイレントシャッターに切り替えることができ、人物を主役にしたスナップも快適におこなえましたし、何よりも描写力が素晴らしかったです。今回Z 6IIを使ってみると、やはり現像時の編集の幅がAPS-Cとでは全く違うなという感想を持ちました。ハイライトもシャドウも、一見すると潰れて見えていても持ち上がってきます。今後小型単焦点レンズがラインアップされていけば、機動力もAPS-Cと遜色なくなると思います。そのときを見据えて、ストリートフォト+Z 6IIをという選択はとても良いのではないでしょうか。

加藤さんが使用したZシリーズ

Z 6II
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有効画素数2450万画素の裏面照射型ニコンFXフォーマットCMOSセンサー搭載、イメージセンサーシフト方式の5軸手ブレ補正、273点※のAFフォーカスポイント、最高感度ISO51200の高感度性能など、高い基本性能を誇る。画像処理エンジンEXPEED6を2基搭載することで処理スピードが向上し、約14コマ/秒、最大124コマの高速連続撮影を実現。決定的瞬間が勝負のストリートフォトでも力を発揮する。また大容量バッテリー「EN-EL15c」とパワーセーブ機能により長時間のストリート撮影も可能にする。
※ 静止画モード、シングルポイントAF時。FX フォーマット時。

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