NIKKOR f/1.8 GALLERY 最高の表現を。最高のレンズで。東京カメラ部10選が撮る単焦点の世界

黒田 明臣

使用レンズ:AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED使用カメラ:D810 シャッタースピード:1/80sec. 絞り値:f/2.0 焦点距離:35mm ISO:800

黒田 明臣

使用レンズ:AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED使用カメラ:D810 シャッタースピード:1/250sec. 絞り値:f/2.0 焦点距離:35mm ISO:100

黒田 明臣

使用レンズ:AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED使用カメラ:D810 シャッタースピード:1/250sec. 絞り値:f/4.0 焦点距離:35mm ISO:64

黒田 明臣

使用レンズ:AF-S NIKKOR 85mm f/1.8G使用カメラ:D810 シャッタースピード:1/50sec. 絞り値:f/1.8 焦点距離:85mm ISO:200

黒田 明臣

使用レンズ:AF-S NIKKOR 85mm f/1.8G使用カメラ:D810 シャッタースピード:1/250sec. 絞り値:f/2.0 焦点距離:85mm ISO:64

AF-S NIKKOR 85mm f/1.8G

AF-S NIKKOR 85mm f/1.8G

を使ってみて(黒田 明臣)

今回AF-S NIKKOR 85mm f/1.8Gを実際に利用するにあたり、普段よりAF-S NIKKOR 85mm f/1.4Gを愛用していることもあって、少し物足りなくなるのではないかと心配に思っていました。しかしいざ使ってみると微細なコントラストを表現する描写力と解像感に驚かされます。更に、コンパクトなサイズからくる取り回しやすさにも好印象をうけました。個人的に嬉しかったのは、ピントリングの動かしやすさ。このような中望遠域ではLVを使用して拡大表示からの精密なピント合わせをマニュアルフォーカスで行う事も多いのですが、その際に引っかかりもなくスムーズにピントリングを動かせた点は嬉しい驚きです。総合的にみると、おそらく大口径F1.4と比較しても殆どの場面で遜色のない性能を発揮できるのではないかと感じます。多くの場面で開放F1.8を使用していますが、個人的には気持ち程度絞ってF2ぐらいの描写が好みでした。振り返ってみてコストパフォーマンス以上の魅力があるなあと、しみじみ感じています。
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AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED

AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G ED

を使ってみて(黒田 明臣)

単焦点の35mmというのは、個人的にプライベートや仕事のいずれにおいても好んで使用する画角です。これまで複数メーカーの35mm単焦点を使い分けてきました。AF-S NIKKOR 35mm f/1.8G EDを使用するのは今回が初でしたが、いざ使ってみると良い意味で予想を裏切られました。レンズ中央付近に被写体をおいた花火の写真では、日没後の撮影にも関わらず、僅かな環境光を拾い集めながら魅惑的な色を演出しています。人物の描写についても髪の艶や、一本一本の立体感を充分すぎるほど表現できており、拡大表示してもその印象は変わりませんでした。抽象的な表現ですが、過剰な解像感というのは写真から湿度を奪ってしまう印象があります。このレンズは、適度な解像感によってポートレートに相応しい湿度を残しつつ、それでいて立体的な絵作りをしてくれる点が好印象でした。私が35mm単焦点に求める役割を心地よいバランスで実現してくれているなあと感じます。
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黒田 明臣

黒田 明臣

ポートレート写真を専門としたフォトグラファー。広告・雑誌・企業のビジネス写真を中心に活動する傍ら、セミナー・ワークショップ講師としても活動中。独学で学んだ撮影技法・RAW現像・ライティングに関するテクニックを、カメラ誌・書籍・ウェブメディアにも執筆中。元フリーランスのウェブエンジニアで、大規模ウェブサービスの設計・運用や立ち上げを担当。国内外でのコンテスト入賞やSNSでの評価を経て撮影案件が増えたことで元々フリーランスであったことも活かしフォトグラファーへとキャリアチェンジ。写真とウェブエンジニアリング、両方のスキルを活かしてSNS時代に何か寄与できないかと模索している。1983年、東京都出身、東京都在住。
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