2022年09月12日 から 2022年11月30日まで開催した
「東京カメラ部10選U-22フォトコンテスト2022」へ
たくさんのご応募をいただき、誠にありがとうございました。
素晴らしい作品の中から選ばれた入賞作品と、
入賞者のコメントをここに発表いたします。
紅葉、霧氷、朝陽の3つの要素が合わさった瞬間を撮影した作品。暗めの場所を背景に置き、明暗差がはっきりとしたシンプルな作品を目指した。儚さを表現するために紅葉が見頃の時ではなく、あえて葉が落ちてくる秋の終わり頃に撮影。刹那的な要素を集めたことで、絶えず変わりゆく世の中や日々の儚さが表現できたのではないかと思う。
地上ではフレア、ゴーストに沿うように河川や建物が太陽に照らされ、空では厚い雲がかかっているが、太陽によって雲の厚みの違いがグラデージョンとなり幻想的な風景をカメラに収めることができた。東京に暮らす人々の生活だけでなく、雲の上の世界を超えた先にある国々の様子を想像していただければ幸いだ。
桜が美しいタイミングを狙って訪れ、撮影は長時間露光で行った。構図はスッキリさせたかったので桜と空を1対1に調整。撮影の際、長時間露光しても空が白飛びしない時間帯かつ画角内で車の光跡が途切れないように意識した。編集では温かみのある雰囲気にしたかったため、色温度を上げている。
夏と言ったらこの2つ「積乱雲」「向日葵」だと思いイメージして撮った。自由の象徴とされている「積乱雲」に360度色々な方角を向く個性のある「向日葵」を入れ撮影を行い、雲が立体感の出るようレタッチをし、より迫力のある写真に仕上げた。
雨上がりの夜にポートレートを撮りに出かけた際、ふとカメラ内の多重露光機能を思い出し、初めて使用した時に撮影できた写真。一枚一枚マニュアルフォーカスで撮らなければならないので大変だったが、それが楽しくもありこの日は何枚も撮影してしまった。
北方領土に迫る日本の東の果て、北海道は野付半島。オホーツク海に伸びる砂嘴の荒涼とした風景とそこに棲むエゾシカ、地平線に沈みゆく夕陽をシンメトリックに捉えた一枚だ。
ヒカリを探しに外に出ると、木漏れ日が席を照らしていた。そして、導かれたようにそこに座った。木漏れ日が彼女の顔を照らし、貴方を写すファインダーを覗きながら心に響いた瞬間にシャッターを切った。気づいたら貴方は微笑んでいた。その純粋な気持ちと溢れる感情から優しく輝き続ける作品に仕上がった。